{"product_id":"4779","title":"語られた親鸞","description":"\u003cp\u003e浄土真宗の祖・親鸞の伝記物語は、いかにして誕生し、変容してきたのか。「親鸞と玉日の結婚物語」を軸に鎌倉時代から近世の出版メディア、近代文学との関わりまで時代を追って読み解き、親鸞に託された人びとの思いを探る。\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e?\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e【目次】\u003cbr\u003eはじめに――「お話」としての親鸞伝\u003cbr\u003e　　『御伝鈔』への異論／深夜の箱根登山／『御伝鈔』に見る親鸞の生涯\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e第一章　物語型の教義書――鎌倉時代後期から南北朝時代\u003cbr\u003e　一　『親鸞聖人御因縁』――「親鸞と玉日の物語」のはじまり\u003cbr\u003e　　第一話「親鸞因縁」／「月輪法皇」の創造／理論書の物語化\u003cbr\u003e　二　和歌の世界からの逸脱――中世文化における和歌の意味あい\u003cbr\u003e　　題詠の時代／「親鸞の和歌」の原拠／鎮護国家の仏教からの逸脱宣言\u003cbr\u003e　三　聖なる人の誕生――女犯偈と成仏\u003cbr\u003e　　玉女の誘惑／破戒する聖人たち／弥陀の化現\u003cbr\u003e　四　女犯偈に関わる二種の物語――中世における物語の作り方\u003cbr\u003e　　『御伝鈔』と『経釈文聞書』／恵信尼と存覚／女犯偈の物語的性格\u003cbr\u003e　五　玉女と玉日――巫女的な女性\u003cbr\u003e　　仏光寺了源の妻／女性の霊力\u003cbr\u003e　六　読者に要求される知識――「衆」の結集と親鸞伝\u003cbr\u003e　　カボチャの馬車／祖像を中心とした結集／拝読・聴聞されるテクスト\u003cbr\u003e　七　真仏因縁――「まことの仏」誕生の物語\u003cbr\u003e　　善光寺縁起による枠組作り／中身は聖徳太子伝／生身仏信仰／神道との親近性\u003cbr\u003e　八　「真仏因縁」と『伝絵』――二元的思考の導入\u003cbr\u003e　　平太郎は弥陀ではない／門流を超える親鸞伝\u003cbr\u003e　九　「親鸞因縁」と『伝絵』――女犯偈の意味の変更\u003cbr\u003e　　事実の記録めいた物語／和歌の世界への回帰\u003cbr\u003e　十　源海因縁――鎌倉悟真寺と荒木門徒\u003cbr\u003e　　講式と物語／活動路線の変更\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e第二章　「正しい解釈」の追求――南北朝から室町前期\u003cbr\u003e　一　親鸞像の父・存覚――儀式における物語の活用\u003cbr\u003e　　『御絵伝』と『御伝鈔』の創出／存覚の権威\u003cbr\u003e　二　相互注釈関係――『御伝鈔』注釈史の起点\u003cbr\u003e　　『敬重絵』と『六要鈔』／異なる教義の併存\u003cbr\u003e　三　『親鸞聖人御因縁秘伝鈔』――『御伝鈔』で『御因縁』を注釈する\u003cbr\u003e　　流布しない書物／存如による書写／如信の口伝\u003cbr\u003e　四　根本聖典は『御伝鈔』――彼岸から此岸へ\u003cbr\u003e　　教義書と注釈書の違い／何を採り、何を捨てるか／冷泉家流『伊勢物語』注釈との関わり／法然門における正当性の主張\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e第三章　物語不在の時代――室町中期\u003cbr\u003e　一　本願寺蓮如――本尊は弥陀、祖師は親鸞\u003cbr\u003e　　全国的教団の構想／『御俗姓御文』／曖昧さの排除\u003cbr\u003e　二　専修寺真慧――もうひとつの「全国的教団」\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e第四章　真宗流メディアミックス――室町後期から江戸前期\u003cbr\u003e　一　花開く親鸞伝――注釈書から古浄瑠璃まで\u003cbr\u003e　二　「真宗門徒の常識」の成立――知の受け皿の形成\u003cbr\u003e　　『御伝鈔』の共通教養化／『高僧和讃』と「正信偈」　／本地物と真宗\u003cbr\u003e　三　古浄瑠璃――門流的親鸞伝からの脱却\u003cbr\u003e　　平仮名書き親鸞伝／『御伝鈔』の物語的注釈／帽子の由来／「わかりやすさ」優先\u003cbr\u003e　四　『御伝鈔』注釈書――隠された意味を求めて\u003cbr\u003e　　宗俊本『御伝鈔』の成立／『御伝鈔聞書』／『御伝鈔私記』\u003cbr\u003e　五　『御伝照蒙記』――「正しい解釈」と「正しい史実」\u003cbr\u003e　　相伝から学寮へ／「正しい史実」の探究\u003cbr\u003e　六　親鸞物浄瑠璃上演禁止――本願寺のダブルスタンダード\u003cbr\u003e　　奇瑞不思議への対応／出版禁止とその実質的解除／上演禁止の継続\u003cbr\u003e　七　二十四輩伝承――ヒエラルキー構築と親鸞伝説\u003cbr\u003e　　遺跡復興という名の新寺造立／玉日伝説の誕生と成長\u003cbr\u003e　八　康楽寺の絵解き本――文字と声を架橋するシステム\u003cbr\u003e　　東国からの親鸞伝発信／注釈に拠る「語り」／学僧の美文\u003cbr\u003e　九　『良観和讃』――「似て非なる物語」群\u003cbr\u003e　　『御伝鈔』の和讃化／母は吉光女\u003cbr\u003e　十　室町後期から江戸前期の「親鸞と玉日の結婚物語」\u003cbr\u003e　　「親鸞―覚信尼―覚如」の相承／浄瑠璃制作への学僧の関与／親鸞伝の海\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e第五章　「東国の親鸞」の発見――江戸中期\u003cbr\u003e　一　戦国末期の高田伝――三人の祖師たち\u003cbr\u003e　　都の貴人、親鸞／下野高田から伊勢一身田へ／『高田の上人代々の聞書』と『代々上人聞書』／複数祖師への尊崇\u003cbr\u003e　二　仏光寺本『伝絵』の登場――聖典に異本があった\u003cbr\u003e　　源海の作った『伝絵』／後水尾院への献上／解釈しない注釈書\u003cbr\u003e　三　出版の力――仏光寺本『伝絵』の波紋\u003cbr\u003e　　恵空の拒絶反応／東国に眠る「秘伝」\u003cbr\u003e　四　『高田親鸞聖人正統伝』の刊行――「実伝」の誕生\u003cbr\u003e　　『親鸞聖人御因縁秘伝鈔』の刊行／恵空の著書の利用／首尾一貫した親鸞伝\u003cbr\u003e　五　『正統伝』における親鸞と玉日――既刊本から「秘伝」を作る\u003cbr\u003e　　５Ｗ１Ｈによる記述／「顕智本伝」の実態\u003cbr\u003e　六　『親鸞聖人正明伝』の刊行――『正統伝』典拠の提出\u003cbr\u003e　　『正統伝後集』の刊行／専空が語り、存覚が記す／『照蒙記』の影響／廟堂より直弟寺院\u003cbr\u003e　七　「東国教団」の発見――真宗史における歴史認識問題の発生\u003cbr\u003e　　修験者のような親鸞像／小教団の文献主義\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e第六章　読本から近代史学へ――江戸後期から明治\u003cbr\u003e　一　赤山明神譚の在地定着――刊本から宝物が生まれる\u003cbr\u003e　　良空の証拠湮滅作戦／女人済度の物語へ\u003cbr\u003e　二　結城称名寺の女身堂――伝説の成長\u003cbr\u003e　　三善為教の出身地／恵信尼像が玉日像となる\u003cbr\u003e　三　『玉日宮御遺状記』――平仮名絵入りの注釈書\u003cbr\u003e　　玉日から女性たちへの手紙／注釈書の様式\u003cbr\u003e　四　『親鸞聖人絵詞伝』――平仮名絵入り親鸞伝の成立\u003cbr\u003e　　高田派の新たなこころみ／一代記物読本\u003cbr\u003e　五　『親鸞聖人御化導実記』――語りと文字の交錯\u003cbr\u003e　　白話小説による唱導／平仮名本親鸞伝の出版禁止解除／雑俳点者の親鸞伝／集団的学習から孤独な読書へ\u003cbr\u003e　六　『親鸞聖人御一代記図絵』――江戸と明治の連続性\u003cbr\u003e　　一般教養の教科書／法事で饅頭代わりに配る本／法座の語りと言文一致\u003cbr\u003e　七　近代史学の誕生――「人間親鸞」の物語\u003cbr\u003e　　社会の一員としての親鸞／人間は神仏と交流しない／『歎異抄』の再発見／幸福・愛・真理／教育者ゆえの陥穽\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e中近世親鸞伝年表\u003cbr\u003e本書で使用した諸本一覧\u003cbr\u003e参考文献\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eあとがき――働きながら学ぶということ\u003cbr\u003e文庫版あとがき\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e\u003cstrong\u003e塩谷菊美・著\u003c\/strong\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003e塩谷菊美（えんや　きくみ）\u003cbr\u003e1957年、神奈川県生まれ。1979年、早稲田大学第一文学部日本文学科卒業、1997年、和光大学人文学部文学科専攻科修了。2003年、早稲田大学にて学位取得　博士（文学）。現在、同朋大学仏教文化研究所客員所員。\u003cbr\u003e編著：単著に『真宗寺院由緒と親鸞伝』『語られた親鸞』『石山合戦を読み直す』、共編著に、『大系真宗史料　伝記編１　親鸞伝』『大系真宗史料　伝記編２　御伝鈔注釈』『大系真宗史料　伝記編３　近世親鸞伝』ほか。論文多数。\u003cbr\u003e\u003cbr\u003e\u003c\/p\u003e\n\u003cp\u003eISBN：9784831827050?\u003cbr\u003e出版社：法藏館\u003cbr\u003e発売日：2025\/8\/8\u003c\/p\u003e","brand":"ちえうみ","offers":[{"title":"電子書籍","offer_id":44735208554530,"sku":null,"price":1430.0,"currency_code":"JPY","in_stock":true}],"thumbnail_url":"\/\/cdn.shopify.com\/s\/files\/1\/0574\/5668\/9186\/files\/thumbnail_d6f7f3f3-dede-4104-911c-90aac7471415.jpg?v=1753762995","url":"https:\/\/chieumi.com\/products\/4779","provider":"ちえうみ","version":"1.0","type":"link"}