長引くコロナ禍に加えて、想定外のことが次々と起きる時代です。
これからどうなるのだろう、という不安が尽きることはありません。
そんななかで、自分と向き合い、わたしにとって何が大切なのか見極めるために必要なのは、「ひとり時間」。
心豊かな「ひとり時間」を過ごすことで、自分で自分を満たし、自己肯定感を高められます。
家族がいてもいなくても、そんな力強く生きる術が、今、求められていると思います。
本書では、ひとりを愉しむ達人である著者が、コロナ禍を経てあらためて、「力強く、しなやかに生きるための方法」について伝えます。
岸本葉子
1961年、神奈川県生まれ。エッセイスト。東京大学教養学部卒業。保険会社の勤務を経て、中国・北京に留学。帰国後、日常生活や旅を綴ったエッセイで、新聞、雑誌等幅広く活躍している。著書に『がんから始まる』（文春文庫）、『50代からの疲れをためない小さな習慣』（佼成出版社）、『60歳、ひとりを楽しむ準備──人生を大切に生きる53のヒント』（講談社＋α新書）など多数。
【目次】
はじめに
第１章 ひとり時間をもっと楽しく
・空気の環流でリフレッシュ
・意識して声を出す
・遠慮なく温度調節
・「衣」の最低ラインを設ける
・わたしらしく部屋を飾る
・お金をかけてもいいところを決める
・自分だけの記念日を祝う
・一年の節目に小さな年中行事を
・季節の食材を意識する
・メリハリのある時間の使い方
第２章 ゆるやかに暮らしを整える
・使ったものを元に戻す
・クローゼットをしょっちゅう見る
・服の管理の負担を減らす
・簡単だけどしっかり食べる
・食べたいものを自分で作る
・力要らずの道具で快適に
・焦げつき汚れをなるべく減らす
・収納方法の見直し
・部屋のレイアウトを変えてみる
・モノ減らしスイッチを入れる
第３章 心地よい人との関係
・陰口を言わない
・愚痴をこぼしたいときは
・「話す」と「聞く」のバランスを気にしながら
・プライベートな質問は控える
・お誘いの断り方
・雑談のメリット
・コロナ時代のコミュニケーション
・オンラインでのつながり
・孤独との向き合い方
・スマートに感謝を伝える
・返せなかった恩を別の誰かに
・今、自分にできること
第４章 いざというときに備える
・トイレと浴室にひそむ危険
・火の扱いによくよく注意を
・安全のための片付け
・家具の倒れにくい工夫
・大雨に備える
・どうする？ 非常用持ち出し袋
・詐欺被害から自分を守る
・防犯の基本は鍵かけ
・ご近所はだいじなセーフティネット
・体調の基本を把握する
・睡眠だけは削らない
・わたしの救急箱
・寝室に置いておくセット
・いざというときの意思表示
第５章 心を健康に、自己肯定感を上げる
・情報との付き合い方
・正しい知識を身につける
・不安を無理になくそうとしない
・口癖を変えてみる
・小さな達成感を積み重ねて
・日常の所作からマインドフルネスへ
・片足立ちで、頭の中を空っぽにする
・嫌なことがあっても、長引かせない
・「べき」という思考をやめてみる
・ポジティブな言葉を意識して使う
・自分の小さな枠組みを超えて
・後ろめたい思いを持つ
・気がかりなことは残さない
ISBN：9784333028849
出版社：佼成出版社
発売日： 2022/11/30