リレートーク 言葉の力 人間の力

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本書は70代、80代を迎えてなお第一線で活躍するピアニスト・舘野泉氏、生命科学者・中村桂子氏、絵本作家・加古里子氏、児童文学者・松居直氏の語り手がリレー形式で人間力、言葉力、命(生きる)というテーマを引き継ぎながら手渡していく魅力ある対談集です。

加古里子
1926年福井県生まれ。東京大学工学部応用化学科卒業後、民間企業の研究所に勤務しながらセツルメント活動に従事。子ども会で紙芝居、幻灯などの作品を作る。1959年『だむのおじさんたち』(「こどものとも」34号)を創り、絵本作家としての道に進む。1973年に勤務先を退社。作家活動に専念してから、横浜国立大学などいくつかの大学で講師を勤める。著書に『だるまちゃん』のシリーズのほか、『かわ』『海』『地球』『宇宙』『人間』『ゆきのひ』『とこちゃんはどこ』『はははのはなし』『万里の長城』(福音館書店)、『伝承遊び考』(全4巻小峰書店)で菊池寛賞受賞。『かこさとし かがくの本』(全10巻童心社)など、作品数は約500点にのぼる。

舘野 泉
1936年東京都生まれ。東京藝術大学音楽学部ピアノ科を首席で卒業後、ピアニストとして活動開始。国内だけでなく、北欧をはじめ世界各地で開催されたコンサートは3500回を超える。リリースされたCDは130枚。2002年リサイタル中に脳溢血で倒れ活動を休止するが、2年間の闘病生活を経て「左手のピアニスト」として本格的な演奏を再開。2006年フィンランドシベリウス協会より「シベリウス・メダル」を授与される。同年、「舘野泉左手の文庫募金」を創立。2008年旭日小綬章受章、文化庁長官表彰を受ける。2012年から2013年に全16回の左手の音楽祭を企画、スタートした。著書に『ピアニストの時間』(みすず書房)、『左手のコンチェルト』(佼成出版社)、『ひまわりの海』(求龍堂)などがある。

松居 直
1926年京都市生まれ。同志社大学法学部卒業。福音館書店創業に参画し、1956年月刊物語絵本「こどものとも」を創刊。創刊から11号に対し、産経児童出版文化賞受賞。多くの絵本作家を発掘し、世界に日本の絵本を広める先駆けとなる。編集部長、社長、会長を歴任し、現在、相談役。NPOブックスタート会長、大阪国際児童文学館特別顧問。1956年『ももたろう』でサンケイ児童出版文化賞を受賞。絵本に『ぴかくんめをまわす』『だいくとおにろく』(福音館書店)。著書に『絵本をみる眼』(日本エディタースクール出版部)、『絵本・ことばのよろこび』(日本キリスト教団出版局)。共著に『にほんご』(福音館書店)、『絵本の力』(岩波書店)など多数。

中村桂子
1936年東京都生まれ。東京大学理学部化学科卒業後、同大学院生物化学博士課程修了。三菱化成生命科学研究所人間・自然研究部長、早稲田大学人間科学部教授、大阪大学連携大学院教授などを歴任。1993年から2002年3月までJT生命誌研究館副館長、同年4月よりJT生命誌研究館館長となる。著書に『自己創出する生命』(哲学書房・ちくま学芸文庫)で毎日出版文化賞受賞。絵本『いのち愛づる姫』(藤原書店)、『「生きもの」感覚で生きる』(講談社)、『科学技術時代の子どもたち』(岩波書店)、『ゲノムが語る生命』(集英社新書)、『「生きている」を考える』(NTT出版)。共著(多田富雄・養老孟司)『「私」はなぜ存在するのか』(哲学書房、哲学文庫)など、訳書も多数。
(※略歴は刊行時のものです)

【目次】
はじめに
第一章 中村桂子・舘野 泉 命の始まり、音のゆくえ
第二章 松居 直・中村桂子 生命誌・命の不思議の物語と絵本
第三章 中村桂子・加古里子 自然科学の力と人間の未来
第四章 松居 直・舘野 泉 世界を旅する心、絵本と音楽を抱いて
第五章 松居 直・加古里子 響き合う言葉と絵、未来への可能性
対談を終えて
おわりに

ISBN:9784333025541
出版社:佼成出版社
発売日:2012/07/30