読み物
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ものに依存しない生き方
「建物が必要だ。道路が必要だ。飛行場が必要だ」「エネルギーがたくさん必要だ。原発も必要だ」「もっと経済成長が必要だ」……。わたしたちの社会は、つくってはこわし、つくってはこわしというサイクルになって…… -
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貧女の福徳
聖武天皇の御代(奈良時代前期)に、奈良の都の大安寺の西の里に一人の女がいた。大変に貧しく、生きていくことさえおぼつかないほどに飢え苦しんでいた。
ところで、世間では「大安寺の丈六(約五メートル)の仏様は、願い事をすぐに叶えてくださるそうだ」と評判で…… -
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『道元の習慣術』
本書は、鎌倉時代の禅僧・道元の教えや言葉を、現代に生きる私たちの悩みや葛藤の解決に活かす“習慣術”として紹介する本です。お釈迦さまが説かれた真の坐禅を求め、宋に留学して禅を学んだ道元は、日本で多くの人に教えを広め…… -
根本仏教とはなにか
いまここに、わたしは、根本仏教と大乗仏教の二つを並べて取りあげる。それは、その二つの仏教をいかに会通もしくは会釈すべきか、その課題について考えようがためにほかならない。会通とは、……
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『苦しみとサヨナラする人生相談』
恋愛と結婚、家庭や職場における人間関係、お金や病気、死の苦しみまで……人生は生きているだけで悩みが尽きないものです。
本書では、落語家で尼僧の露の団姫さんが、10代から70代までの老若男女…… -
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経典はいつできたのか
一般に仏教経典といわれるものには、一定の形式があります。お経の冒頭が「如是我聞、一時仏住……」(かくの如く我れ聞く、ある時仏は……に住したまう)で始まり、その最後が「聞仏所説、皆大歓喜、信受奉行」(仏の所説を聞いて、皆大いに歓喜し、信受奉行した)とか…… -
百丈「独坐大雄峰」とキサーゴータミー
わたしたちは、キサーゴータミー尼の人生の一端を、『テーリーガーター』という初期の仏典から知ることができます。夫と二人の子どもを亡くし、悲しみの極限を体験しながらも、釈尊の教えを実践して…… -
5月新刊『『永平広録』「上堂語・小参」全訳注(下)』
道元禅師(1200-1253)の仏教観・禅思想を理解するために欠かせない第一級の文献ながら、これまで、『正法眼蔵(しょうぼうげんぞう)』や『正法眼蔵随聞記』の陰に隠れて顧みられることの少なかった『永平広録(えいへいこうろく)』に光をあてる著作……
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