法然とその時代
法然とその時代
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法然はいかにして専修念仏へ帰入するに至ったのか。否定を媒介とする法然の廻心を基軸に、人間の魂の遍歴を「自己を超えたもの」との関係から普遍化することで、歴史研究の成果を「人間」理解一般にまで昇華させた意欲的労作。
【目次】
日本の浄土教
一 日本浄土教の源流
二 空也と源信
三 浄土教の受容者
四 浄土教と社会
五 二つの浄土教
法然とその教団
一 法然の生涯と専修念仏
二 教団の形成と圧迫
三 法然門下への迫害とその事情
四 法然の門流
五 法然上人伝の系譜
鎌倉新仏教の人々
一 源 信
二 「山」の法然・「村」の一遍
三 聖光・証空
四 永 観
五 熊谷蓮生房
六 栄西と法然
七 親 鸞
八 日 蓮
歴史と宗教
一 史 観
二 宗 教
三 宗教の歴史
四 歴史の宗教
五 神
あとがき
解説 坪井 剛
田村圓澄・著/坪井剛・解説
田村圓澄(たむら えんちょう)
1917年奈良県に生まれる。1941年九州大学文学部国史学科卒業。九州大学教授、熊本大学教授、九州歴史資料館長などを歴任。九州大学名誉教授。文学博士。著書に『日本仏教史』全5巻・別巻1(法藏館)、『法然』『飛鳥・白鳳仏教史』(共に吉川弘文館)など多数。2013年7月10日、逝去。
坪井剛(つぼい ごう)
1980年、京都市生まれ。京都大学大学院文学研究科博士後期課程単位認定退学。博士(文学)。現在、佛教大学仏教学部准教授。主な論文に「「建永の法難」事件再考――訴訟過程の検討を中心として――」(『古代文化』66・1、2014年)、「良忠の「付法状」発給とその背景」(『日本仏教綜合研究』20、2022年)など。
ISBN:978-4831826558
出版社:法藏館
発売日:2023/11/10