仏教者の戦争責任
仏教者の戦争責任
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仏教者の戦争責任を粘り強く追及し続けた禅研究者・市川白弦の抵抗と挫折、煩悶と憤怒の記録が待望の文庫化! 今なお多くの刺激と示唆に満ちた現代の仏法と王法考察の名著。
【目次】
はしがき
第Ⅰ部
仏教者の戦争責任
挫折と転向
第Ⅱ部
禅における自由
仏教における平和
現代仏教の自己回復
日本における仏教社会主義の問題
第Ⅲ部
倉田百三論
西田幾多郎論―絶対無のつまずき―
解説 臆病ゆえの挫折と抵抗(石井公成)
市川白弦・著/石井公成・解説
市川白弦(いちかわ はくげん)
1902年岐阜県に生まれる。臨済宗僧侶、社会運動家。1921年臨済宗大学入学。1936年臨済学院専門学校教授就任。1952年京都市教育委員を務める。1965年「ベ平連」に参加。1972年花園大学停年、同大学名誉教授。1986年没。著書は『禅の基本的性格』『禅と現代思想』『一休 乱世に生きた禅者』『仏教者の戦争責任』『日本ファシズム下の宗教』『市川白弦著作集』(全4巻)ほか多数。
石井公成(いしい こうせい)
1950年、東京都立川市生まれ。早稲田大学第一文学部東洋哲学専修卒業。同大学院文学研究科後期課程単位取得退学。博士(文学)。駒澤大学仏教学部教授を経て、現在同大学名誉教授。専門はアジア諸国の仏教と関連文化。著書に『華厳思想の研究』『東アジア仏教史』『聖徳太子―実像と伝説の間―』『近代の仏教思想と日本主義』(監修)などがある。
ISBN:978-4831826725
出版社:法藏館
発売日:2024/8/9