法城を護る人々 上
法城を護る人々 上
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雪国の大寺院に生まれた主人公・宮城は寺を継ぐことを拒絶し、寺院生活を護る父との間に凄絶な対立が生じる―。痛烈な教団批判と煩悶青年の葛藤を息づまる迫力で描く、松岡譲の代表作、待望の復刊。解説=野尻はるひ
【目次】
上巻 生活篇
序品
前篇
解説 『法城を護る人々』復刊に寄せて 野尻はるひ
松岡譲・著/野尻はるひ・解説
松岡譲(まつおか ゆずる)
本名,善譲。1891年(明治24),新潟県古志郡石坂村(現・長岡市)生まれ。東京帝国大学文科大学東洋哲学専修卒業。在学中に夏目漱石の門下生となり,芥川龍之介,久米正雄,菊池寛,成瀬正一らと親交を深め,第四次『新思潮』に参加。代表作に,『法城を護る人々』『憂鬱な愛人』『敦煌物語』などがある。他に,『漱石の思い出』(夏目鏡子述),『漱石先生』『漱石の漢詩』などの漱石に関する著作もある。妻は漱石の長女筆子。1969年(昭和44),逝去。
野尻はるひ(のじり はるひ)
松岡譲の長男の娘(長女),漱石は曽祖父に当たる。お茶の水女子大学文教育学部哲学科卒業。松岡譲を顕彰する目的で発刊された機関誌『Penac』に松岡譲関連のエッセイを執筆。
ISBN:978-4831826817
出版社:法藏館
発売日:2024/11/8