法城を護る人々 下
法城を護る人々 下
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大御遠忌のために京都に行った主人公・宮城は、「封建時代の遺物たるお祭騒ぎ」を前に、真宗寺院とそれに付随する一切を徹底的に批判するが、やがて―。痛烈な教団批判と煩悶青年の葛藤を息づまる迫力で描く。解説=半藤末利子
【目次】
下巻 批判篇
下篇
解説 父・松岡譲のこと 半藤末利子
松岡譲・著/半藤末利子・解説
松岡譲(まつおか ゆずる)
本名,善譲。1891年(明治24),新潟県古志郡石坂村(現・長岡市)生まれ。東京帝国大学文科大学東洋哲学専修卒業。在学中に夏目漱石の門下生となり,芥川龍之介,久米正雄,菊池寛,成瀬正一らと親交を深め,第四次『新思潮』に参加。代表作に,『法城を護る人々』『憂鬱な愛人』『敦煌物語』などがある。他に,『漱石の思い出』(夏目鏡子述),『漱石先生』『漱石の漢詩』などの漱石に関する著作もある。妻は漱石の長女筆子。1969年(昭和44),逝去。
半藤末利子(はんどう まりこ)
エッセイスト。1935年,松岡譲と夏目漱石の長女筆子の四女として東京に生まれる。1944年,父の故郷・新潟県長岡市に疎開,高校卒業まで暮らす。早稲田大学芸術科,上智大学比較文化科卒業。夫は昭和史研究家の半藤一利。新宿区立漱石山房記念館名誉館長。著書に『夏目家の糠みそ』『漱石夫人は占い好き』『夏目家の福猫』『漱石の長襦袢』『硝子戸のうちそと』などがある。
ISBN:978-4831826831
出版社:法藏館
発売日:2024/11/8