ちえうみ
目からウロコの仏教入門
目からウロコの仏教入門

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海外で話題の入門書の、待望の日本版が登場。「難しい」「古くさい」というイメージの仏教も、現代に巧みに適応しながら発展しているアメリカ仏教の視点で見てみると、こんなに楽しくわかりやすい!
【目次】
序文──アメリカにおける仏教時代の到来
アメリカで若い仏教徒であること/若い世代の人たちへの本として/スカウトへの感謝
はじめに
外なる宝石(アウタージュエル)/内なる宝石(インナージュエル)/三つの宝石(仏・法・僧)
【第一部 遺産】
第一章 ブッダの生涯
生い立ち/誕生/子供時代/四門出遊/出家/苦行/目覚め(悟りまたは涅槃)/教え/入滅
第二章 アジアにおける仏教の歴史概説
初期の時代/インドにおける大乗仏教/スリランカと東南アジアの仏教/中国、台湾、ベトナム、韓国、日本の仏教/チベットとモンゴルの仏教/アジアからアメリカへ
第三章 アメリカ仏教の略史
第一期/第二期/第三期/アメリカ仏教史における重要な出来事
第四章 アメリカの仏教
仏教は今やアメリカの宗教の一つである/仏教人口/さまざまな流れの仏教/有名な仏教徒/アメリカ仏教の特徴/仏教に人気がある理由
【第二部 基本的な教えと行・実践──ユーモアと物語を通して】
第五章 四つの聖なる真理
四聖諦と欲張りな犬の話/『イソップ物語』の「欲張りな犬」/第一の真理──私たちは誰もが苦しみを経験する/第二の真理──苦しみの原因は私たちの執着や固執にある/第三の真理──悟りが実現すれば苦しみは止む/第四の真理──悟りを得るための八項目の聖なる道/四つの聖なる真理(四聖諦)の要約/四つの聖なる真理(四聖諦)から学ぶべき教え
第六章 「カルマ」(業)と八正道
盗まれた車/カルマ(業)ではないもの/カルマ(業)の本当の意味/八項目の聖なる道(八正道)/三学として見た八正道──タイガー・ウッズを例にして
第七章 存在の四つの印(四法印)
八正道との関係/四法印全体について/四法印を知れば、あなたはより幸せになる/仏教は自由意志による宗教である/素晴らしい物語を通して、私たちの生き方に教えを活かす
第八章 よく知られている真理の言葉(名言)、比喩、説話
真理の言葉(名言)/比喩/説話
【第三部 日常生活の中で】
第九章 日常生活における課題と問題
五つの基本原則/家族の死(十八歳)/失恋(二十一歳)/仏教講座(受講)への反対(二十一歳)/いじめと偏見(十四歳)/スポーツの試合に負ける(十七歳)/厳格過ぎる親(十五歳)/成功している友達への嫉妬(二十九歳)/死の恐怖(十六歳)/劣等感(十七歳)/将来の仕事への不安(十八歳)
第十章 仏教についてよく聞かれる質問
宗教としての仏教/ブッダと目覚めた人々/教え/各宗派/他の宗教/仏教についての誤解/なぜ仏教なのか?
第十一章 仏教ユーモア──教えを学び、分かち合うために
目覚めた人々/目覚めた人々が体験した真理と、それに基づく教え/僧侶または仏教徒の共同体・サンガ
結び──特に若者へ
付録Ⅰ 仏教・キリスト教歴史対比年表
付録Ⅱ 世界の仏教徒
付録Ⅲ 他宗教との関係
あとがき
著者・翻訳者略歴
図版出典一覧
索引
ケネス・タナカ・著/鴻野立明・訳/菅原建・訳
ケネス・タナカ(けねす たなか)
1947年、山口県生まれ。カリフォルニア州シリコンバレー育ち。米国国籍。スタンフォード大学(文化人類学、学士)。東京大学(インド哲学、修士)。カリフォルニア大学(仏教学、哲学博士)。1998年、武蔵野大学教授就任。現在、武蔵野大学名誉教授、仏教伝道協会大蔵経英訳編集委員長、日本仏教心理学会創立者の一人および元会長、国際真宗学会前会長。著書に、『真宗入門』(法藏館)、『目覚めるアメリカ仏教』(武蔵野大学出版会)など。英語の著書は、日本語、ポルトガル語、中国語、スペイン語、ドイツ語の訳有り。2017年度・第27回中村元東方学術賞受賞。NHKEテレ番組「こころの時代」出演(2018年4月8日)。
鴻野立明(こうの たつあき)
1953年、東京都生まれ。東京商船大学航海科卒。保険大学(ニューヨーク)に短期留学。数年間ニューヨーク勤務。2017年より仏教伝道協会にてケネス先生のCertified Buddhist English Guide Program受講、その後仏道の指導を受け現在に至る。全国通訳案内士(英語)、英検一級。
菅原 建(すがはら けん)
1959年生まれ。浄土真宗厳念寺前住職。慶應義塾大学大学院史学科卒、修士。真宗大谷派開教師として3年間アメリカに赴任。帰国後、ケネス先生と出会い師事する。厳念寺主催の「ケネス・タナカの仏教教室」を2017年より8年以上にわたり運営。
ISBN:9784831888020
出版社:法藏館
発売日:2025/6/27
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