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ちえうみ

ブッダとサンガ ―〈初期仏教〉の原像―

ブッダとサンガ ―〈初期仏教〉の原像―

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種類

ブッダ観の展開とサンガ(仏教教団)成立の歴史を遡源。また、従来の〈原始仏教〉の呼称を〈初期仏教〉と改称する正当性を諸方面より裏付ける。仏教の根本問題を論旨明快な叙述で解きほぐす、恰好のインド仏教史入門。

 

【目次】

まえがき

I インド仏教史の時代区分とブッダ観

第一章 インド仏教史の三分割
一 時代区分の要請
二 従来の諸研究
三 インド仏教史の三分割
第二章 〈原始仏教〉を〈初期仏教〉に
一 〈原始仏教〉という名称
二 〈原〉と〈始〉と〈原始〉
三 〈原始仏教〉〈根本仏教〉など
四 〈原始仏教〉の名称に対する批判(一)
五 〈原始仏教〉の名称に対する批判(二)
六 〈原始仏教〉の名称に対する批判(三)
七 〈初期仏教〉に改める
第三章 インド仏教史の時代区分とブッダ観の展開
一 インド仏教史の時代区分をめぐって
二 初期仏教のブッダ観
三 西洋の宗教哲学について
四 大乗仏教におけるブッダ観の展開
五 ブッダ観の展開をめぐって
第四章 ブッダと諸仏
まえがき
一 仏宝と法宝、ブッダとダンマ
二 名称をめぐるアナロジィ(類比)
三 キリスト教成立のアナロジィ(類比)
四 ダンマに先行するブッダ
五 大乗諸仏の出現

II 初期仏教聖典について

第五章 「三蔵」「九分経・十二分経」について
第六章 「仏伝」について
第七章 仏教教団とその成立
第八章 パーリ『律蔵』「大品」を読む

初出一覧
解 説  丸井 浩

索 引

 

三枝充悳・著/丸井浩・解説

三枝充悳(さいぐさ みつよし)
1923年静岡県生まれ。東京大学文学部哲学科卒業、大学院(旧制)修了。ミュンヘン大学留学後、國學院大學助教授、筑波大学教授、日本大学教授、東方学院長等を歴任。筑波大学名誉教授。文学博士。Ph.D. 勲三等瑞宝章受勲。著書に、『東洋思想と西洋思想 比較思想序論』(春秋社)『インド仏教思想史』『世親』(いずれも講談社学術文庫)『仏教入門』(岩波新書)『大乗とは何か』(ちくま学芸文庫)『龍樹・親鸞ノート』『ブッダとサンガ 〈初期仏教〉の原像』『三枝充悳著作集』全8巻(いずれも法藏館)など多数。2010年10月19日、逝去。

丸井浩(まるい ひろし)
1952年東京都生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院博士課程単位取得退学。博士(文学)。東方研究会専任研究員、インド・プーナ大学留学、武蔵野女子大学専任講師、東京大学文学部助教授、東京大学大学院人文社会系研究科教授を経て現在、東京大学名誉教授、武蔵野大学特任教授、中村元東方研究所常務理事。著書に、『ジャヤンタ研究——中世カシミールの文人が語るニヤーヤ哲学』(山喜房佛書林)『「ブッダ最後の旅」に学ぶ』(NHK出版)などがある。

 

ISBN:978-4831826206
出版社:法藏館
発売日:2021/3/12

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