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ちえうみ

恣意性の哲学

恣意性の哲学

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なぜ、人は自分勝手にふるまってしまうのか?

才気溢れるのに、愚かなことをしでかす生き物「人間」。その本質を成す「恣意性」の淵源に、市井の哲学者が迫る!

 

通り魔。クレーム魔。はき違えた「自由」。戦争。

 世の中で「やりたいようにふるまう」「己の思うままに行動する」ことが横行している。

 社会的な生物であると同時に、「個」でもある「人間」という存在。

 個が好き勝手に生きることで、社会には軋轢が生じ、集団のストレスが増していく。

 「恣意的」であるとはどういう状態か。どこまでが許され、何が問題となるのか。

 著者は、ソシュールやプラトン、デカルト、ハイデッガーといった哲学者・社会学者の著作に立ち返り、哲学的な視点から現代の「個と社会」の在り方について考察する。

 才気溢れるのに、愚かなことをしでかす生き物――わがままで「恣意性」に満ちた生き物「人間」の本質にせまる一書。若い世代に向けて、現代的な視座に立った「生きた哲学」の入門書の登場だ。


四方一偈


ISBN:978-4594095789
出版社:扶桑社
発売日:20230901

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