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ちえうみ

「ありがとう」は祈りの言葉 穏岐の離島に生きる幸齢者たち

「ありがとう」は祈りの言葉 穏岐の離島に生きる幸齢者たち

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延命よりも「安らかな死」を願うお年寄りのために、著者は隠岐の知夫里島に看取りの家を開きました。自然の摂理に逆らわず、死を受け入れて生きる島民たちの姿を通して、生と死の原点を見つめていきます。


柴田久美子
1952年、島根県出雲市生まれ。福岡県の老人福祉施設に勤務。その後、離島での老人介護に魅かれ、1998年に島根県の知夫里島(知夫村)に移住。現在、NPO法人看取りの家「なごみの里」の代表を務める。

【目次】
はじめに
第一章 凛として生きる
最期は自宅で
心の中に生きる先人たち
生かされている喜び
生への執着を捨てたとき
いつまでも夫のそばで
謙虚に生きたい
ババはたったの九十歳
魂のふる里へ
安らかな最期を求めて
どんな境遇にあっても
望郷の思いを胸に

第二章 この島で逝きたい
看取りの原点
足たるを知る
延命ではなく自然死で
母が神さまと出会った日
言い知れぬ寂寥感
一緒に島へ帰ろう
そばにいてくれるだけで……
悔いのない今を生きる
幸齢者の孤独を癒すには
大地に根ざした暮らし

第三章 看取りの家で幸せを手に
「あうん」の呼吸
人生訓に酔いしれる
十七歳の瞳に希望の光
神さまからの贈り物
祈りの千羽鶴
資格よりも愛を
トイレ掃除で心を磨く
この島でいのちを感じる
老いのある暮らし
たとえ痴呆になっても

第四章 生と死の原点を見つめて
真心が身に染みる
死が教えてくれること
苦悩する医師たち
三人の天使に巡り会う
神仏から与えられた試練
エネルギーの源
愛を注ぐ時間
無言の言葉
親子になれてよかった
明日への誓い

ISBN:9784333020768
出版社:佼成出版社
発売日:2004/7/30

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