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ちえうみ

新釈法華三部経 3

新釈法華三部経 3

通常価格 1,885 円(税込)
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収録内容……『法華経』「譬諭品第三」「信解品第四」。立正佼成会の開祖である庭野日敬(にわの・にっきょう/1906-1999)は、生きることに苦悩する多くの人びとを励まし、釈尊の教えにもとづく信仰の喜びを説きました。やがてキリスト教、イスラームをはじめとする宗教界の指導者と手をとりあい、“諸宗教間の対話と協力”にもとづく平和運動の推進を掲げて「世界宗教者平和会議」を実現へと導きました。その生涯は、大乗仏教の到達点である『法華経(妙法蓮華経)』の真理を、人びとの目に見えるかたちで、現代社会に向けて展開・実践する歩みでありました。本叢書では「法華三部経」の教えが、だれにでも分かるよう平易に解き明かされています。漢文・読み下し・現代語訳・解説を併記し、『法華経』全般にわたり経文の意味を把握しやすくなっているのが特徴です。また語句解説には、著者自身の体験にもとづく豊富な話題が添えられています。※「法華三部経」とは、『法華経』とその序章に当たる『無量義経』、終章に当たる『仏説観普賢菩薩行法経』の三経をいいます。譬諭品では、「どのような人でも煩悩(ぼんのう)に苦しむ状況(火宅)から脱し、仏の悟りを得ることができる」という一仏乗の教えが「三車火宅の譬(たと)え」によって説き明かされます。それを受けて信解品では、一仏乗の教えを理解した摩訶迦葉(まかかしょう)ら弟子四人が、「長者窮子(ちょうじゃぐうじ)の譬(たと)え」に託し、卑屈であった過去と、仏の子であることに目覚めた現在の心境の変化をお釈迦さまに告白します。私たちはみな、お釈迦さまと同じく“悟り”に至る本質を具(そな)えた仏の子であり、いつも仏さまに見守られている存在であることが明らかにされるのです。

庭野日敬
1906年、新潟県に生まれる。立正佼成会開祖。長年にわたり宗教協力を提唱し、新日本宗教団体連合会理事長、世界宗教者平和会議国際委員会会長などを務める。著書に『新釈法華三部経』(全10巻)『法華経の新しい解釈』『瀉瓶無遺』『人生、心がけ』『この道』など多数。1999年、入寂。

【目次】
例言

妙法蓮華経

譬諭品第三
法説周譬説周/上根の人も譬説を/仏の境地へのあこがれ/だれでも仏になりたがっている/成仏とは/小乗の涅槃 大乗の涅槃/十八不共法/よく捨てるものはよく得る/解脱知見の必要/身・口・意の三業/浄土をえがく意義/正法・像法・末法/五蘊/ただ一つの門/我を捨てる/他力の救い/われらも幼童/父を視て已みぬ/羊車・鹿車・牛車の意味/声聞型・縁覚型・菩薩型/其車高広/衆宝荘校/周帀欄楯/四面懸鈴/張設●(けん)蓋/雑宝厳飾/宝縄絞絡 総願/別願/●●(おんねん)丹枕/駕以白牛/膚色充潔/形体姝好/有大筋力/行歩平正/其疾如風/僕従侍衛/智・慈・法は減ずることなし/方便はりくつ抜きに尊い!/一切世間の父/世間/父とは/抜苦与楽/三毒/死にたいする心がまえ/苦からの解脱/五根・五力/信根/精進根/念根/定根/慧根/七覚支/静的な楽しみ 動的な楽しみ/一切を抱き育てる楽しみ/心の掃除と手入れ/慢/瞋/癡/疑/貪/邪見/戒禁取見/身見/見取見/辺見/五見/六大煩悩/凡夫の楽と苦/楽と苦を計算すれば/苦を楽に変えるには/ひとのためという一事/煩悩とはカビや細菌のごときもの/煩いのなかにいて煩いに影響されぬ/宇宙はわがもの/主・師・親の三徳/無我になって全体に溶けこむ/すべてがわが子/心に一物も持たず/道場/貪欲これ本なり/教えを信ずるものは仏を見る/仏種を断つ罪/十四謗法/罰は自分が自分にあたえるもの/

信解品第四
長者窮子の譬え/平等と差別の両面を見る/本国に足が向く/なぜさまよい出るのか/流浪のあげくの回心/カースト/人間平等の実践/仏はいつもそばにいる/煩悩のカラを除くには/思いやりのない態度/徐ろにみちびく/現世利益を説く必要/仏濁悪世にいでたもう/救い救われる順序/慈悲に出発/心のよりどころをあたえる/境遇を左右する境地/仏に生かされている!/機根の熟するを待つ しんぼうづよい修行/仏と相通ずる気持/仏と衆生は他人ではない/大志がおこる/仏の悟りは万人のもの/悟りも修行あってこそ/自然にして至りぬ/三苦/苦苦/壊苦/行苦/懺悔の功徳/黙して之を識る/和顔愛語/内の滅 外の滅/報恩/調伏/道/菩薩と煩悩/五種声聞/最大の利益は/意志の力/信解品の要点/信と解

ISBN:9784333014262
出版社:佼成出版社
発売日:1989/6/1

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