新アジア仏教史02 インドⅡ 仏教の形成と展開
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インド仏教について経典などの文献資料を根拠としながら、①原始仏教の時代、②部派仏教の成立まで、③大乗仏教の成立、④密教の成立という四区分法にしたがって見ていきます。教団形成からその後の分派・展開まで詳しく解説しています。加えて、13世紀初頭のインドでほとんど姿を消した仏教が、近代になって再受容されていく過程を探ります。また、考古学的遺品、美術品、建築物等の文献外資料については、写真を対応させながら考察しています。
奈良康明・編(ナラ・ヤスアキ)
1929年、千葉県生まれ。駒澤大学名誉教授。1953年、東京大学文学部卒業。1956年、カルカッタ大学留学。1961年、駒澤大学講師、のち助教授、教授。1994年、駒澤大学学長、のち同大学総長。文学博士。前法清寺住職。主著に『仏教と人間』『仏教史Ⅰ―インド・東南アジア』など。
下田正弘・編(シモダ・マサヒロ)
1957年、福岡県生まれ。東京大学文学部卒業、同大学院人文科学研究科博士課程単位取得退学。インド・デリー大学大学院留学。博士(文学)(東京大学)。日本学術振興会特別研究員、東京大学文学部助教授を経て、東京大学大学院教授。専攻はインド仏教学。主著に『涅槃経の研究』。
【目次】
第1章 近代仏教学の形成と展開
第2章 原始仏教の世界
第3章 仏教教団の展開
第4章 大乗教団のなぞ
第5章 密教の出現と展開
第6章 造形と仏教
第7章 近代から現代へ
ISBN:9784333024308
出版社:佼成出版社
発売日:2010/10/30