うつ・不安障害を治すマインドフルネス ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」
うつ・不安障害を治すマインドフルネス ひとりでできる「自己洞察瞑想療法」
うつの最新治療法として欧米で話題のマインドフルネス心理療法。この治療法で、うつ・不安障害に悩む多くの人を救ってきた著者が、20年の臨床経験をもとにまとめた「ひとりでできる心理療法」とは──。無理のない10か月のセルフトレーニングで、薬に頼らずうつを改善! “うつにならない心の使い方”のすべてがわかる待望の一冊。
【ここがポイント】
・今すぐ、自分のペースで始められる!
・副作用は一切なし。再発のリスクも少ない
・パニック障害や過食症にも、適応できる
大田健次郎
1945年生まれ。NPO法人マインドフルネス総合研究所代表。自己洞察瞑想療法士。一橋大学商学部卒業。日本IBMを定年退職後、花園大学大学院修士課程(仏教学)修了。自身のうつ病を坐禅で治した経験をもとにマインドフルネス心理療法としての「自己洞察瞑想療法」を開発し、1993年からうつ病や不安障害への支援活動を行う。
【目次】
はじめに
Part 1 うつ・不安障害に悩むあなたへ
うつ病の症状
うつ病は脳の病気
治りにくい理由
なぜ心理療法で治るのか
意志作用のトレーニング
災害後に多いPTSDやパニック障害にも
治ります・治しましょう
Part 2 自己洞察瞑想療法の実践
Part2の使い方
10か月のスケジュール
第1セッション 基本的なトレーニング
ポイント1● 規則正しい生活
ポイント2 ● 呼吸法
ポイント3 ● 基本的自己洞察
ポイント4 ● 行動時自己洞察
第1セッションの課題
具体的な実践方法
第2セッション いつでもできる呼吸法
ポイント1● すべてが「今、ここ、自分の心」
ポイント2 ● さまざまな心理現象
ポイント3 ● 注意作用を自由に使う
ポイント4 ● 運動や活動の効果
第2セッションの課題
具体的な実践方法
マインドフルネスでうつが治った!〈事例1〉
第3セッション 感情を知る
ポイント1 ● 感情の特徴を知る
ポイント2 ● 病気の症状と思考・感情の関係
ポイント3 ● 病気の症状に対処する呼吸法
第3セッションの課題
具体的な実践方法
第4セッション 人生の価値・願い
ポイント1 ● 人生の価値
ポイント2 ● 価値・願いを確認する呼吸法
ポイント3 ● 朝一番の呼吸法
ポイント4 ● 作用と対象、作用間の関係
第4セッションの課題
具体的な実践方法
マインドフルネスでうつが治った!〈事例2〉
第5セッション 日常生活を薬に
ポイント1 ● 日常生活を薬にする
ポイント2 ● 心理的反応パターンと脳神経生理学
ポイント3 ● 意欲がない時
ポイント4 ● いつも自己洞察
第5セッションの課題
具体的な実践方法
第6セッション 思考の特徴を知る
ポイント1 ● 思考の特徴を観察する
ポイント2 ● 見えにくい心・本音
ポイント3 ● 思考と感情の相互影響
ポイント4 ● 思考の観察と中断
第6セッションの課題
具体的な実践方法
マインドフルネスでうつが治った!〈事例3〉
第7セッション 不快なことを受け入れる
ポイント1 ● 受容と自由意志
ポイント2 ● 不快事象の受容の脳神経生理学
ポイント3 ● 包む心・受容の心得
ポイント4 ● 不快事象の受容の実践
第7セッションの課題
具体的な実践方法
第8セッション つらい連鎖の解消
ポイント1 ● 意志作用・自由意志
ポイント2 ● 深刻な問題を解決するための具体的行動
ポイント3 ● 死にたい思い・自殺念慮
ポイント4 ● 価値崩壊連鎖の解消計画・実践
第8セッションの課題
具体的な実践方法
マインドフルネスでうつが治った!〈事例4〉
第9セッション 生きる智慧
ポイント1● 四つの智慧と叡智的自己
ポイント2 ● 意識的自己の解放
ポイント3 ● 直観的な叡智の開発
ポイント4 ● 現前の事実を受け入れて今に生きる
第9セッションの課題
具体的な実践方法
第10セッション これからの課題
ポイント1 ● これからも自己の探求
ポイント2 ● 症状悪化・再発防止のために
ポイント3 ● 復帰と減薬、断薬
ポイント4 ● これからの課題
第10セッションの課題
具体的な実践方法
マインドフルネスでうつが治った!〈事例5〉
10か月間、お疲れさまでした。
おわりに
附録
記録表A◆スケジュール表
記録表B◆私独自の問題と対策
記録表C◆改善状況の点検表
記録表の記入例
ISBN:9784333026043
出版社:佼成出版社
発売日:2013/6/15