人生コラム　心が動く一日一話

家庭、お金、健康、教育、仕事、老後…。スーパーの折込チラシから生まれた話題のエッセイ。目からウロコ！幸せの３分コラム。

週に一度、百万部以上刷られるスーパーの新聞折込チラシに、仏教の精神を語り続けてきた著者。スーパーの特売情報だけでなく「幸せに気づくヒント」が手に入る――。主婦たちの間で評判となった禅僧である著者の名コラムをまとめた、人生の智慧満載の書。

形山睡峰
昭和24年、岡山県生まれ。花園大学を中退後、東京都中野区の高歩院にて大森曹玄老師主催の鉄舟会禅道場に入門。曹玄老師について出家得度し、僧として参禅修行を始める。昭和59年、千葉県富津市の鹿野山禅青少年研修所にて、会社員の坐禅研修に従事。昭和63年、茨城県出島村(現かすみがうら市)岩坪に(株)カスミの創業者、神林照雄氏によって菩提禅堂が建立され、その堂長に就任する。平成19年、かすみがうら市宍倉に「無相庵・菩提禅堂」を開創。庵主として現在に至る。

【目次】

はじめに

第一章　家庭とは
止まって観る
自立心ということ
親心
心の空しさ
娘の幸せと息子の不幸
大人の権威
生命共同体
母の愛玩物
つまづいたっていい
思いだけでは心じゃない
大学は出たが……
正直者に天恵あり
本当のゆとり
すべて丸く収めようと思わない
晏子の御者
愛情を学ぶ場所

第二章　職場とは
トップの創造力
蕗を食べぬ訳
凡夫の悲しさ
鯉と人間の命
毎朝の行事
仕事が忙しいから
商いの喜び
大将の器
損得を捨てれば、与えられる
自分は泣かずに
リーダーの孤独
汚れを洗う
犬猿の仲
商売の神髄
人材がない
方谷駅
議論を避ける工夫
気づかない日常性

第三章　社会とは
簡素な生活
慣れていること
錯覚
架空現実
自分の時間
清貧であれ
のに病
現代人の錯覚
個人主義の苦しみ
風は冷たい
命は自分のものではない
有名人
いじめを逃れる道１
いじめを逃れる道２
いじめを逃れる道３

第四章　人生とは
人には惚れろ
神通力
無宗教にしたもの
盗られたのではない
金よりも大事なこと
食事作りは尊い
凡人のままでよい
河豚汁
仏にも似たる心
出口はない
肉を食べる
薬にならないもの
四人の妻
他人の欠点はよく見える
心眼を開く
信仰心の薄き者
足を使わずに跨ぐ

第五章　心とは
列先生
大泥棒
客としてきた
社会的立場
赤い石
靴を拾ってこい
闇の中
初めが大事
愛されたい病
テスト
安心するのは簡単
馬にも鞭がいるし……
道心
忘れた後に
近寄らないのが良い
無邪気な者たち
世間を知るということ

第六章　命とは
美田を遺さず
エライ、エライ
死ぬまで稽古だ
一人でよい
爺さんも、また父さんも皆
どうして淋しいの？
親の歳
粗食と運動
坊やが大きくなって……
長寿も大抵ではない
年寄りの大事な仕事
積んだものは受ける
豊かさの陰に
養生の術
人間の一生
粗食の生活
老いの身は、紅葉のように
長寿の秘訣

ISBN：9784333023417
出版社：佼成出版社
発売日：2008/9/30