見すごしの論理 人望を集めるリーダーの条件

見すごしの論理 人望を集めるリーダーの条件

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見すごし 脱・先入観が、こんなに多くのビジネスアイディアを生んでくれる。人間の幅を広げ、人望を集める方法、ビジネスを成功に導く術の数々を、即、実践できるエピソードで紹介。

ひろさちや
1936年(昭和11年)、大阪市に生まれる。東京大学文学部印度哲学科卒業、東京大学大学院人文科学研究科印度哲学専攻博士課程修了。1965年から20年間、気象大学校教授をつとめる。退職後、仏教をはじめとする宗教の解説書から、仏教的な生き方を綴るエッセイまで幅広く執筆するとともに、全国各地で講演活動をおこなう。厖大かつ多様で難解な仏教の教えを、逆説やユーモアを駆使して表現される筆致や語り口は、年齢・性別を超えて好評を博する。2022年(令和4年)、逝去。
おもな著書に、『仏教の歴史(全十巻)』『釈迦』『仏陀』『大乗仏教の真実』(以上春秋社)、『お念仏とは何か』『禅がわかる本』(以上新潮選書)、『生き方、ちょっと変えてみよう』『のんびり、ゆったり、ほどほどに』『インド仏教思想史(上下巻)』『〈法華経〉の世界』『『法華経』日本語訳』『〈法華経〉の真実』『親鸞を生きる』『道元を生きる』『空海を生きる』『法然を生きる』『一遍を生きる』『最澄を生きる』『栄西を生きる』(以上佼成出版社)などがある。

【目次】
プロローグ——————〝ありがとう〟への出発
「割れました」と「割りました」
「こだわり」から「見すごし」へ
真実はいつか明らかになる

第一章——————なまけの再発見「精進」の教え
■————ときには息をぬこう
罪を憎んで人を憎まず
未曾有の競争型社会——日本
日本人の労働観
地獄湯と極楽湯
「精進」——誤った努力は苦を増大させる
百点主義をやめる
■————精神の自由を求めて歩む
妖精の糸まり
方便の教えを見なおす
いまこそ「見すごし」を

第二章——————こだわりからの脱却「自由—空」の教え
■————事象を正しく認識する
蝶もクモも虫でしかない
仕事の邪魔をする「ダメな奴」
■————レッテルをはがしてみると
「聞き酒」のむずかしさ
世間の常識はレッテルでしかない
■————価値観は多様性があってあたりまえ
いつも先頭を走りたがる競争型社会
豚肉にするか牛肉にするか
■————成績なんて気にしなさんな
つける点数とつけられる点数
貧乏は悪いことじゃない
■————「いい加減」のすすめ
自分の「いい加減」と人の「いい加減」

第三章 新たな価値の探究 「諸法実相」の教え
■————パラダイムを考える
問いが変われば答えが変わる
「見すごし」は新しいパラダイム
■————子どもは〝未完成な大人〟ではない
ほほ笑ましい赤ちゃんの失敗
上司も部下も役割分担にすぎない
■————お茶汲みも立派な仕事
いやいや入れればお茶だってにがい
縁の下の力持ちも、力持ちに変わりはない
■————「なくてよいもの」はない
良寛さんの日なたぼっこ
しっかりした視点を持とう
■————見すごされている自分に気づく
「1」は「0・99999……」と同じこと
■————情けは人のためならず
どんどん増える「五月病」
アメリカ人との珍問答
インド人が教えてくれた〝親切の構造〟
■————「拝む」ということ
損得勘定はやっぱり破綻する
拝みながら社員のクビを切る

第四章 苦しみは半分、楽しさは二倍に 「布施」の教え
■————見すごしと思いやり
浸透する日本的合理主義の発想
「見すごし」には強さが求められる
■————感謝されなくてあたりまえ
「見すごす」のか「見逃す」のか
相手に気づかれたら「見すごし」にならない
■————期待するから悩む
仏教に見る布施のきびしさ
「してあげる」から「させていただく」へ
■————人それぞれにやり方がある
宗教心と道徳心のちがい
「如是我聞」は〝ケース・バイ・ケース〟
■————一日三十分でも別人になってみる
浮世の義理にしばられながら
ジキルとハイドでやるしかない

第五章——————人間成長の思想 「忍辱」の教え
■————苦しみにも苦しみ方がある
人はすぐ「耐え難い」と言いたがる
誰でも自分がかわいい
■————宗教は取引銀行のようなもの
宗教に対して主体性のない日本人
信じられるものを信じたい
■————苦しいだけが人生か
四苦八苦の中を行く
まるごとの自分との出会い
■————真理は必ず明らかになる
人を見たら泥棒と思え?
弁解できない立場
信仰こそが人を救う
■————戒があなたを守ってくれる
ビジネスマンである前に人間であれ
「戒」が人を守ってくれる

第六章 「役割分担」のビジネス社会 「マンダラ」に学ぶ
■————この世のあり方を見なおす
「不自由」から抜け出す
誰もが人生の主人公である
■————マンダラの思想
姿・形がなく時間と空間を超越したもの
マンダラのこころ

あとがき

ISBN:9784333012527
出版社:佼成出版社
発売日:1986/11/15