定年前に読むブッダのことば
定年前に読むブッダのことば
サラリーマンなら誰もが迎える定年。肩書きのない第二の人生を、よりよく生きるための心得とはなにか?
ブッダの言葉をひもときながらアドバイスするハンディタイプの実践的仏教書。定年への不安と戸惑いが解消する一冊。
秋庭道博
コラムニスト、作家。一九三五年生まれ。長野県出身。一九五九年、早稲田大学卒業。中央公論社に勤務の後、独立。執筆、放送、講演活動にあたる他、日本エディタースクールで文章講座の講師を務める。
著書に『戦国武将55の名言』(学習研究社)『ついで学のすすめ』(経済界)『言葉の〝頭の体操〟』(三笠書房)『金銭金言』(バジリコ)『サムライたちの遺した言葉』(PHP研究所) など多数。
【目次】
前書き
プロローグ
第一章 その時がくる
人生の無常
早く出世したい
定年というリアリティー
逃れられない四苦八苦
生き方のスイツチ
自分という主人公
これまでの収入がなくなる日
あなたの年金はいくら
すべての結果は自分が背負う
再就職の可能性
定年は差別か
自分の裁量で生きる
計画を立てるのに早すぎることはない
仕事がなくなるという恐怖
「期」 に適したやり方
妻との新しい関係
妻の力の実感
三つの自力
親の介護
誰がするかという問題
男の介護参加は時代の要請
独立しようとしない子供
愚か者の悩み
子供はちゃんと生きていく
自分を見失わない
内なる願いの実現
定年を機会に発心する
第二ステージにおける生き甲斐の発見
経済的自立は必要条件
求道の意識
生涯現役の三力条
今すぐ動く
自信と仲間で生涯現役
まず健康、いつも健康
健康の工夫と努力
適正・適度・快適
「ちょうどいい加減」 のすすめ
共存の秘訣
頑固親父にならないために
「今」 を生きる
覚悟という人生
一寸先は光
自分を飾らない
「実」 の自分と 「虚」 の自分
自己満足の教え魔
他人のことをとやかく言わない
自分でする習慣
人生の歩き方
第二章 人生八十年時代をどう生きる
年齢を重ねるだけでは価値がない
期待される老い方
自分を律して生きる決心
誰にも潜在能力がある
真実の道を歩く力
自分の力を信じる
人生後半の目標
人生の苦を凝視する
余計な苦を抱えない
起承転転のすすめ
定年はまだ第三コーナー
一日かぎりの人生の連続
昔の地位にこだわらない
なかなかできない過去の清算
ないものを数えてもきりがない
仲間をつくろう
失われた心の結びつき
自分の 「場」 をつくる
見えなかったものが見えてくる
人生の真実の発見
七つの贈りもの
六十の手習いも楽し
自分のなかの可能性
食卓からの学問
自分史を書く目的
基礎データとしての自分史
心の研鑽
「今の若い者は……」 はやめよう
自己中心というワナ
孤立を防ぐ心の柔軟性
義理を欠く勇気
最大から縮小へ
世俗のわずらいを吟味する
自分が喜び、人も喜ぶ
できることを黙々と
幸福と不幸の法則
物知り顔をしない
まだまだ知らないことばかり
賢者への一歩
口より実行
「いったい、あなたは、何様なんだ」
行動の美学
「現実」 を前提にする
逃げたら何も変わらない
人生の達人への道
わが道を歩もう
「自分の道」 を歩む
クモの巣からの脱却
第三章 生き生き人生を実践する
善いことを積み重ねよう
身の回りの一善
善行で人生をエンジョイ
一日中ジャージで暮らさない
暗い心と明るい心
規則正しい生活は明るい心をつくる
若い人に時代感覚を学ぼう
「現代」 に取り残されないために
若者との触れ合いで生き生きと
「ついで学」 のすすめ
好奇心は若さの秘訣
「ついで」 の活用
いらない物は、もう買わない
究極の喜びとは
物の時代から心の時代へ
したいことを百書き出してみよう
今の自分を映し出す
いつでもはじめの一歩
心の疲れはからだの疲れにかえよう
妄念の虜
脱妄想の効果
生活習慣病の克服
克己力
さまざまな健康指数
達成感をわがものにする
迷いなき自分をつくる
楽しく生きるコツ
ボランティアは自分を救う
世のため人のため=自分のため
傍観者から当事者へ
先祖のお墓へお参りしよう
心が落ち着くお墓参り
自分のルーツに思いを致すとき
霊山、霊地から気を受けよう
環境に左右される人間
良い環境に身をおく智慧
晴れ晴れとした人生
信用できる人できない人
自分を飾る空しさ
一人旅のすすめ
〝あるべき夫婦像〟の呪縛
一人とみんな
仏の教えは心の糧
すすんで真似る
目標としてのブッダ
エピローグ
ISBN:9784333021420
出版社:佼成出版社
発売日:2005/5/30