これでは、不幸まっしぐら 今すぐ変えたい30の思考・行動
これでは、不幸まっしぐら 今すぐ変えたい30の思考・行動
不機嫌を撒き散らす、陰口・悪口を言う、悪習慣がやめられない――私たち人間は、幸せになりたいと願っていながらも、不幸への道をひたはしるような愚かな行動をしてしまいしがちです。物事が上手くいかなくなって初めて、思考や行動を反省してみても、簡単に変わることはできません。とはいえ、いつまでも自分を変えられなければ、〈不幸まっしぐら〉な道を転げ落ちてしまう。そんな、変わりたい、けど変われない弱い自分を見つめなおすヒントが仏教にはあります。
本書では、多くの人がやりがちな〈できない〉生き方をイラストを交えて30提示。〈不幸まっしぐら〉の原因と背景、行動の末路を紹介しながら、最後には仏教的な生き方への転換をはかる方法を、数多くの人生相談に応じ、仏教の教えを通じて解決の糸口を見出してきた著者が解説します。
大愚元勝
1972年、愛知県生まれ。佛心宗大叢山福厳寺住職。(株)慈光マネジメント代表取締役、慈光グループ会長。駒澤大学、曹洞宗大本山總持寺を経て、愛知学院大学大学院にて文学修士を取得。YouTubeチャンネル『大愚和尚の一問一答/Osho Taigu's Heart of Buddha』は登録者数56万人を超える(2022年12月1日現在)。主な著書に『苦しみの手放し方』(ダイヤモンド社)、『最後にあなたを救う禅語』(扶桑社)、『人生が確実に変わる 大愚和尚の答え』(飛鳥新社)、『ひとりの「さみしさ」とうまくやる本』(興陽館)などがある。
【目次】
はじめに
第一章 感情を制御できない人
不機嫌さを撒き散らす【瞑想】
あれこれ悩む【八風吹けども動ぜず】
人を恨む【善知識】
人の不幸を見て安心する【同事】
「ありがとう」が言えない【知恩】
《コラム》〝せっかち〟にはご用心
第二章 決まりごとが守れない人
ルールを守れない【戒律】
お酒がやめられない【不飲酒戒】
自分の非を認められない【懺悔】
不満を垂れ流す【智慧】
浮気・不倫がやめられない【不邪婬戒】
《コラム》悪口は禍の元、愛語は幸いの元
第三章 利己的で欲深い人
損得勘定が捨てられない【忘己利他】
面倒なことは人任せにする【主人公】
目的のためには手段を選ばない【自未得度先度他】
成功体験が捨てられない【放下著】
いつも誰かに評価されていたい【潜行密用、如愚如魯】
《コラム》信者数世界一の「お金教」
第四章 無知で苦しむ人
物を大切にできない【少欲知足】
噓やごまかしで取り繕う【不妄語戒】
駆け引きがやめられない【単刀直入】
アドバイスを受け入れられない【柔軟心】
他人と自分を比べる【喜】
《コラム》親の心、子知らず
第五章 思いこみが激しい人
決めつけで物事を判断する【自在眼】
むやみやたらに他人を否定する【摂受】
0か100かで物事を判断する【中道】
「自分らしさ」がなければいけないと思っている【無我】
負けてはいけないと思っている【不自讃毀他戒】
《コラム》死に際にあらわれる生き方
第六章 チャンスを摑めない人
できない(やらない)理由を探す【正師】
習慣化できず、すぐに諦める【醍醐】
楽な道を選び、チャレンジしない【勇猛心】
影響力がある人の発言を鵜吞みにする【自灯明・法灯明】
悪い習慣を変えられない【行持】
《コラム》大事なことは「神頼み」
おわりに
ISBN:9784333028924
出版社:佼成出版社
発売日:2023/01/30