わたしの中の阿修羅
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あたり
かつて正義の神であった。あまりに純真に、あまりに無垢であるがゆえに、おのれの正義に挑み、破れ、魔神へと姿を変えた、その名は阿修羅。著者の出発点となった若き日の労作に、新たな心血を注ぎ結実した仏教をめぐる思索の旅。
ひろ さちや
一九三六年、大阪府生まれ。宗教評論家。
東京大学文学部印度哲学科卒業。同大学院印度哲学専攻博士課程修了。
一九六五年から八五年まで、気象大学校教授をつとめる。現在、大正大学客員教授。著書に、『仏教の歴史 (全十巻)』(春秋社)、『釈尊とイエス』(新潮社)、『ポケット般若心経』(講談社)、『わたしの 「南無妙法蓮華経」』『わたしの 「南無阿弥陀仏」』『ひろさちやの 「祖師を読む」 シリーズ(全六巻)』 (以上、佼成出版社) ほか、多数ある。
【目次】
まえがき
プロローグ なぜ阿修羅が魔類にされたのか?
第1章 阿修羅への呼びかけ
1 阿修羅よ……
2 阿修羅の正義
第2章 アスラの栄光と没落
1 原初のアスラ
2 神々の栄枯盛衰
3 隠れたる神
第3章 輪廻転生の世界
1 「虫に鳥にもわれはなりなむ」
2 あたかも蛭のごとく
3 輪廻からの脱却
第4章 帝釈天と闘う阿修羅
1 出家主義と在家主義
2 天界の功徳と天人の五衰
3 阿修羅は大海に棲む
4 暴力とはなにか?
5 正義と思いやりと
第5章 六道のうちなる阿修羅
1 天と餓鬼のあいだ
2 十界互具
3 心のうちなる世界
4 汝、諦めよ
5 もう一つの阿修羅
【参考文献】
ISBN:9784333021376
出版社:佼成出版社
発売日:2005/4/30