仏教とアドラー心理学 自我から覚りへ
仏教とアドラー心理学 自我から覚りへ
前著『唯識と論理療法』に次ぐ渾身の書き下ろし第2弾。ブッダの教説と現代のアドラー心理学を統合し、それを日常に生かし実践していくことで、我々は豊かな自己確立とさらには覚りへの道を歩むことが可能となります。心の問題が山積している現代日本。それらの問題に仏教と心理学を統合し、適切で有効な理解と対処法を提供します。
・分かりやすい2部6章立ての構成
・現代の問題に斬り込みその具体的対処法を提示
・仏教の基本的な理解にも最適
著者の唯識学をはじめとする大乗仏教への深い理解は、長年にわたる坐禅修行と学際的研究を両輪にしています。八万四千の法門と呼ばれる長大な仏教経典。その理解はなかなか難しいものです。ぜひ、本書によって、正しい仏法理解を平易に身につけてください。
岡野守也
1947年生まれ。関東学院大学大学院神学研究科修了。卒業後、牧師と兼務で出版社に勤務。仏教、心理学、エコロジー、ホリスティック医学などの企画編集に携わる。並行して92年、サングラハ心理学研究所を創設、98年独立―専心。現在、名称をサングラハ教育・心理研究所に変更。「持続可能な社会」創出のための人材育成を目指し、執筆、翻訳、講演・講義、ワークショップなどの活動を続けている。機関誌「サングラハ」主宰。法政大学、武蔵野大学、桜美林大学などで講師も務める。2008年日本仏教心理学会創設、副会長。
主著に『唯識の心理学』『トランスパーソナル心理学』(共に青土社)『唯識のすすめ――仏教の深層心理学入門』『いやな気分の整理学―論理療法のすすめ』(共にNHK出版) 『聖徳太子『十七条憲法』を読む―日本の理想』『道元のコスモロジー―『正法眼蔵』の核心』『空海の『十住心論』を読む』(共に大法輪閣)『コスモロジーの創造―禅・唯識・トランス・パーソナル』(法蔵館)などがある。本書の姉妹編として『唯識と論理療法―仏教と心理療法・その統合と実践』(佼成出版社)がある。
(※略歴は刊行時のものです)
【目次】
まえがき
序章 仏教と心理学の統合
第一部 アドラー心理学と健全な自我の確立
第二部 仏教とアドラー心理学
まとめ アドラー心理学と仏教・唯識の統合的学習について
あとがき
ISBN:9784333024650
出版社:佼成出版社
発売日:2010/10/30