尼僧冥利に尽きて候
尼僧冥利に尽きて候
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あたり
人生の波乱と喜びを体現する尼僧の生きざまを描く一冊。数奇な生い立ちから人間的な苦悩、他者との触れ合いを通して、彼女が紡ぎ出す慈愛と智恵の物語。時に厳しく、時に優しく、彼女の歩む道は読む者に勇気と安らぎを与える。昭和の風景を背景に、信仰が心を支える力を深く掘り下げた本書は、現代にも通じる普遍的な価値を問いかける。
雲輪瑞法
1926年愛知県に生れる。1950年駒沢大学を卒業後、東京・三鷹の観音寺尼僧専門道場で修業。現在、愛知県知多郡南知多町の曹洞宗、大宝寺住職。尼僧としての優れた見識と豊かな人生体験をもとに、テレビや講演会などでユニークな活動をつづけている。寺の傍らに軽費老人ホームを設立準備中。著者に『瑞法の尼寺日記』『瑞法の尼寺めぐり』(いずれも大法輪閣刊)(※略歴は刊行時のものです)
【目次】
色即是空・空即是色・朴古院
この今をせっせと生きて菊、メロン
尼寺の猫も知っている自由とは
暑い日は暑いがよろし無字の山
偽物は茶を飲むように酒を飲み
旦那さまと呼ばれた頃の若さ哉
世の中は親と夫が敵なり
もくれん説法尼僧冥利に尽きて候
名鉄電車・尼となる娘の夢乗せて
窮すれば変じて通ず座禅せよ
尼の子は尼に徹してもくれん華
山百合・桔梗・仙石原の夏の雲
教師も尼も己れ何ぞと常に問い
泡般若もちゃんと有〼尼の茶屋
あとがき
出版社:佼成出版社
発売日:1981/1/25