商品情報にスキップ
1 1

ちえうみ

永遠への愛と信

永遠への愛と信

通常価格 1,975 円(税込)
通常価格 セール価格 1,975 円(税込)
セール 売り切れ
税込 配送料はチェックアウト時に計算されます。
bookendbookend
種類

高村光太郎と智恵子、宮沢賢治と妹のとし子、良寛と貞心尼らの生き方を通じて、「永遠なるものへの愛と信」に根ざした生き方を説く。著者・紀野一義が、仏教の視座から、現代人が忘れかけた“本質的な生”を探求。詩や宗教、民話、哲学に触れながら、愛と信頼に満ちた人生の美しさを静かに語りかける。エッセンシャルな生を志す人に贈る一冊。

紀野一義
大正十一年、山口県萩市に生まれる。昭和二十三年、東京大学文学部印度哲学科卒業。宝仙学園短期大学学長。真如会主幹。〈主要著書〉『いのちの風先』(筑摩書房)、『親鸞と生きる』(光文社)、『維摩経』(大藏出版)、『名僧列伝』(文芸春秋)、『こころの故里』『風と光の国インド』『中国五大石窟の旅』『法句経講義』(以上、佼成出版社)
(※略歴は刊行時のものです)

【目次】
はしがき
Ⅰ 永遠なるもの
 光太郎と賢治の詩
 エッセンシャルとトリビヤル
 智恵子の空
 女人の無限
 私にはあなたがある
 さわやかな歓喜
Ⅱ 死を見つめつづけた詩人
 無明のさなかにありて
 賢治と村上昭夫
 真実を美しく見すえる
 宇宙は会うことだ
 安全なる航海
 牛の目のなかに
 鬼子母神の心
 それが天なのだ
 木蓮の花のごとき人
 雪が降り始める時
Ⅲ 賢治とその妹への愛
 無声慟哭
 とし子の願い
 賢治の心の転回
 風の中に立てばおもいだす
 とし子への挽歌
Ⅳ 文学と伝説の中の女性たち
 「松風」ーー不思議な愛欲の美
 娑婆にての妄執
 「熊野」ーー愛欲と恩愛の岐路
 別離
 「祇王」ーー愛の哀しみと諦念
 転落の譜
 漆黒の暗夜にさとる
 「地蔵和讃」ーー大悲のこころ
 女人が菩薩になる
 地蔵の十輪
Ⅴ 女人成仏ということ
 提婆達多品の女人成仏
 変成男子の必要性
 法然の念仏
 迷いはどうしようもない
 生涯に二度の成仏
 天女と舎利弗の問答
 道元の人間観
 日蓮と日妙聖人
Ⅵ 永遠への愛に生きる
 すさまじき尼僧たち
 良寛と維馨尼
 天寒し、自愛せよ
 良寛と貞心尼
 はちすの花匂う
 苦悩を超越した中村久子
 死ぬこともできなかった母
 泥中の蓮花
 生かされているこのひととき
 終焉の記
Ⅶ もろげなるうなじ高くかかげ
 かよわき花
 デクノボーになりたい
 柔和質直なる者
 柔和質直の原語
 柔軟心
 受動性の極致に生きた人
 流人なれども日蓮は

ISBN:9784333013975
出版社:佼成出版社
発売日:1989/7/10 

詳細を表示する