ちえうみ
癒されて旅立ちたい ホスピスチャプレン物語
癒されて旅立ちたい ホスピスチャプレン物語
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チャプレンとは、施設で働く宗教家のこと。本書は、薬剤師であった著者が、神学校に入り、米国の大学院で心理学・カウンセリングを学び、帰国後チャプレンとしてホスピス患者2000人の心のケアに携わる生と死のドラマである。
沼野尚美
昭和31年、大阪生まれ。
薬剤師からチャプレンに転身。チャプレンとしては日本で一番長いキャリアをもつ。
神戸六甲病院緩和ケア病棟勤務。京都ノートルダム女子大学非常勤講師。
著書に『共に生きる道 ホスピスチャプレン物語』、『満足して死に逝く為に ホスピスチャプレンが見た「老い」の叫び』などがある。
(※略歴は刊行時のものです)
【目次】
はじめに
第一章 ホスピスで見る生と死
生きてきたように死ぬ
自分らしく生きる
感動の死
母の愛
よく生きることと、よく死ぬこと
時を意識して生きる
死を背負って生きる
第二章 使命への道
心の叫びとの出会い
助死婦の働き
心の叫びと向き合って生きる
第三章 病める人の思いと関わり
慰めの器となる
存在感の温かさ
チャレンジの会話
信頼の目
関わる覚悟
死と向き合う勇気
ユーモアのセンス
心に届くアプローチ
第四章 家族の悩みとその援助
家族のあり方・家族の決断
家族の生活のバランス
愛を感じさせるコミュニケーション
重荷を一緒に背負う
最後の言葉を聴く
勇気--家族からの告知
悩みを分かち合う
家族が最後にできること
第五章 人生の終末期において大切なもの
夢のさとし
心の支えーー家族の愛・友情
心の支えーー趣味
心の支えーー仕事、生き方、活動
心の支えーー信仰
小さな死の体験
自分を語れること
第六章 よき援助者として成長するために
感性をみがく
信頼できる人を持つ
自分自身の限界を知る
自分のコンプレックスを知る
人と人との距離を考える
秘密を守る
きちんと関わる
話を聴く
先入観から解放される
他者を生かす勇気を持つ
第七章 自分らしく生きるとは
肯定的に自分を受け止めて生きる
かけがえのない自分として生きる
人と違った自分を生きる
愛されて生きる
使命を持って生きる
第八章 心のケアの働きーーチャプレンの世界
チャプレンとは
スピリチュアルケア
チャプレンとしての私の特徴
第九章 そして、私のことーー癒しへの道のり
幼い頃の心の傷
初めての死
小学時代の心の傷
笑顔の先生に助けられて
人を生かす言葉
信仰による癒し
あとがき
ISBN:9784333019632
出版社:佼成出版社
発売日:2002/6/30
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