ちえうみ
人生と仏教 財と労働の価値 仏教の経済観
人生と仏教 財と労働の価値 仏教の経済観
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高度経済成長のただ中、「経済の時代」と呼ばれた昭和に、仏教の立場から財と労働の意義を問い直した一冊。本書は、物質的な財貨だけでなく精神的な「法財」の重要性を説き、人間性の回復をめざす経済観を提示した。労働の尊さと施与の倫理を基盤に、新しい経済倫理と労働観を示した内容は、現代においてもなお示唆に富む。
宮坂宥勝
大正10年長野県岡谷市に生まれる。昭和23年東北大学文学部印度哲学科卒業。現在、高野山大学教授。主著『仮名法語集』『心理のはな束・法句経』『人間の種々相・秘蔵宝鑰』『沙門空海』(共著)『三教指帰性霊集』(共著)(※略歴は刊行時のものです)
【目次】
序論
第1章 仏教と経済
1 種族社会の崩壊と都市経済の発達
種族社会の崩壊
都市経済の発達
2 原始仏教の教団経済
初期の教団経済
インド大乗経団の経済
教団経済の理念
3 仏教の経済観念
原始仏教の経済観念
道路開発と交通機関の発達
大乗仏教の経済観
しあわせを生む田=福田
第2章 労働の価値と創造
1 仏教における労働の思想
労働の種類
労働の意味
2 生産と分配
生産
分配
3 分配の論理
施与の原則
現代社会と施与の意義
第3章 労働と資本
1 財の蓄積ーー財の観念
財の効用
財の私有=私有財産制の問題
所有
2 労働と資本
労働
労働と資本
3 資本の意義
資本の意義
資本の問題
第4章 重農主義と重商主義-農民と町民
1 農耕経済と仏教
米作農耕
農耕経済と密教
農耕経済倫理
2 商業経済と仏教
商業の発達
商業経済倫理
第5章 資本主義と仏教
1 仏教からみた資本主義(一)
近代仏教と資本主義
資本主義経済の課題
2 仏教からみた資本主義(二)
個人と組織
工業化社会から情報化社会へ
3 資本主義の発展
いかに生きるべきか
施与の倫理的意義
四摂法の経済倫理
自然財を見直す
第6章 仏教と職業観
1 仏教の職業観
インドの階級制度
原始仏教時代の職業
大乗仏教の職業観
2 現代社会と経済
現代青年の求めているもの
3 現代人の職業意識
現代人の職業
第7章 平和を指向するもの
あとがき
出版社:佼成出版社
発売日:1969/10/25
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