ちえうみ
人生と仏教 生活の創造 仏教の倫理観
人生と仏教 生活の創造 仏教の倫理観
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戦後の倫理的空白を背景に、本書は仏教の平等・慈悲・報恩の思想をもとに、現代社会に生きるための新しい倫理を探る。家庭や職業、社会福祉など生活の場に根ざし、日常を創造的に築き上げる道を具体的に示す。混迷する人間関係を正し、よりよい社会を志すための指針となる一冊。
藤田宏達
昭和3年北海道空知郡に生まれる。昭和25年東京大学文学部哲学科(印度哲学専攻)卒業。現在、北海道大学文学部教授。文学博士。著書『原始浄土思想の研究』(※略歴は刊行時のものです)
【目次】
序論
第1章 仏教の倫理観
1 仏教と倫理
七仏通誡の偈
道林と白楽天の問答
道元の解釈
2 倫理的善と宗教的善
廃悪修善の教え
善・悪を超える教え
親鸞の立場
3 仏教倫理の性格
倫理・人倫・道徳の意味
「生けるもの」の倫理
倫理成立の根拠
仏教と社会倫理
第2章 社会倫理の基本思想
1 平等の思想
階級的差別観念の否認
四姓平等の論拠
平等論の意義
2 慈悲の思想
慈と悲
原始仏教における慈悲
大乗仏教における慈悲
慈悲の特性
3 報恩の思想
報恩の意味と思想的根拠
インド仏教における報恩の教え
中国仏教における四恩説
日本仏教における報恩説
報恩の社会倫理的意義
第3章 倫理的実践の規範
1 根本規範としての五戒
戒と律
五戒の体系
不殺生戒
不偸盗戒
不邪婬戒
不妄語戒
不飲酒戒
2 大乗仏教における規範
小乗戒
十善戒の体系
大乗戒の種々相
第4章 家庭生活の倫理
1 家族制度と仏教
「家」の制度から近代家族へ
現代の家庭倫理の問題点
仏教と家族制度との関係
2 家庭内の倫理
夫婦間の倫理
妻のあり方
親子間の倫理
親に対する尊敬と扶養
3 祖先崇拝と宗教儀礼
原始仏教と宗教儀礼
原始仏教の態度
中国仏教と祖先崇拝
日本仏教と宗教儀礼
今後の仏教の課題
第5章 社会生活の倫理
1 社会生活一般の倫理
社会人としての倫理
四つの徳目の意義
交友関係の倫理
師弟関係の倫理
2 職業生活の倫理
職業の意義
原始仏教と職業
職業生活のあり方
雇傭関係の倫理
大乗仏教における世俗観
鈴木正三の職業倫理説
3 社会福祉事業
社会福祉事業と慈善事業
インド仏教における慈善事業と福祉理念
中国仏教における慈善救済
日本仏教における慈善活動
社会福祉と仏教
あとがき
参考書の手びき
出版社:佼成出版社
発売日:1970/4/10
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