親鸞の水脈
親鸞の水脈
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吉川英治が自身の25歳頃を振り返るエッセイを収録。初出は「大法輪 十月号 二十五周年記念特別号」。合理主義や利己主義を嫌う風潮の中、無我夢中で夢を追い続けた彼は、職を転々としながらも気宇を持ち、東京毎夕新聞で「親鸞」を執筆。この経験が彼の作家としての基礎を築いた。幼少期からの宗教的な家庭環境も作品に影響を与え、後に「新・平家物語」を執筆。吉川英治の成長過程と作品に込められた宗教観や人生観を垣間見ることができるエッセイ。
吉川英治
1892年、神奈川県生まれ。大正・昭和期の小説家。船具工や記者など様々な職業を経て作家活動を開始。19歳で上京し、川柳作家として作品を発表。その後、講談社の懸賞小説「剣難女難」で注目され、「鳴門秘帖」で時代小説家としての地位を確立。代表作に「宮本武蔵」「三国志」「新・平家物語」「私本太平記」があり、著作は200を超える。1960年に文化勲章を受章し、吉川英治文化賞が設立された。
(※略歴は刊行時のものです)
出典:青空文庫
電子版発行:佼成出版社
電子版発行日:2024/6/7