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三田誠広の法華経入門
三田誠広の法華経入門
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法華経にはどんな映画やコンピューター映像も及びがつかない、目のくらむような大スペクタクルがある。そんなスリルに溢れたドラマである法華経について、分かりやすく、かつ親しみやすく紐解いた1冊。
三田誠広
(みた・まさひろ)1948年、大阪生まれ。早稲田大学文学部卒業。
1977年、『僕って何』で芥川賞を受賞。
著書に『いちご同盟』『鹿の王』『聖書の謎を解く』『般若心経の謎を解く』『碧玉の女帝 推古天皇』『星の王子様の恋愛論』など、小説、評論、エッセイと幅広い活動を続けている。(※略歴は刊行時のものです)
【目次】
第一部▶『法華経』は仏教思想の百科事典である
ウグイスは『法華経』と啼く
『法華経』には何もかもが書かれている
紫式部も『法華経』を読んでいた
説話における『法華経』の霊験
釈迦牟尼の生い立ち
悟りに到る三通りの学習項目
大乗仏教は大きな乗り物である
前世の釈迦の発菩提心
壮大な『法華経』の宇宙論
『法華経』はただ一つの教えである
菩薩行に生きた日蓮
現代に生きる『法華経』
第二部▶『法華経』は釈迦の最後の教えである
釈迦の教えは沈黙から始まる〈序品第一〉
ついに釈迦が口を開く〈方便品第二〉
三車火宅のたとえ〈譬喩品第三〉
長者窮子のたとえ〈信解品第四〉
三草二木のたとえ〈薬草諭品第五〉
弟子たちの未来を予言する〈授記品第六〉
阿弥陀如来が登場する〈化城諭品第七〉
衣裏繋珠のたとえ〈五百弟子受記品第八〉
仏子の未来を予言する〈授学無学人記品第九〉
この経は信じがたく解しがたい〈法師品第十〉
空中に宝塔が出現する〈見宝塔品第十一〉
最大の敵を褒め讃える〈提婆達多品第十二〉
諸菩薩の殉教の誓い〈勧持品第十三〉
苦難に耐える四つの指針〈安楽行品第十四〉
第三部▶本物の『法華経』はここから始まる
無数の菩薩が地面から涌出する〈従地涌出品第十五〉
ついに『法華経』の謎が解き明かされる〈如来寿量品第十六〉
『法華経』を守る者への教え〈分別功徳品第十七〉
歓喜はあらゆる修行にまさる〈随喜功徳品第十八〉
果てのない『法華経』讃歌が続く〈法師功徳品第十九〉
悲劇の殉教者の物語〈常不軽菩薩品第二十〉
釈迦の全身から光が放たれる〈如来神力品第二十一〉
多宝如来の帰還とドラマの終幕〈嘱累品第二十二〉
わが身を燃やして殉教する〈薬王菩薩本事品第二十三〉
異国から到来したスーパースター〈妙音菩薩品第二十四〉
信仰は現世に利益をもたらす〈観世音菩薩普門品第二十五〉
無心に祈ることの大切さ〈陀羅尼品第二十六〉
兄弟が父を導く物語〈妙荘厳王本事品第二十七〉
普賢菩薩が締めくくるもう一つの終幕〈普賢菩薩勧発品第二十八〉
結び
ISBN:9784333019229
出版社:佼成出版社
発売日:2001/4/30
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